遺品整理から学ぶ

思わず涙ぐんでしまう仕事の一つとして遺品整理という仕事があるのですが、故人の遺族や同居人、住んでいた管理者の大家さんや不動産からの依頼で遺品性をすることがあり、遺族と同居していた場合は、その遺品にまつわる故人の思い出を聞くことで、家族の絆の強さを実感することもあります。

その反対に、一人でひっそりと亡くなる人や、火事や事故で不慮の死を遂げてしまう場合もあり、このような状況で遺品整理に伺うと、ごみや異臭がすごいのですが、その中にもきれいに箱などで保管してあるものがあり、遺族の了解を得て開けてみると、思い出の品として手紙や家族写真、などが入っているものに遭遇する事もあり、仕事とはいえ故人の生きてきた証を感じて目頭が熱くなることもあります。

だからこそ、故人との絆を大事にしてほしいという気持ちで仕事をさせてもらっています。

人は衣服をまとって生活を送っていますが、誰でも生まれてくるときは裸で、自分の体以外には何一つとして持っていないのですが、死ぬときは別で死に方も様々あり、違いはありますが必ず何かしらのものを世の中に残していくことになります。

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遺品整理とは

私も遺品整理の仕事をして長いのですが、日用品や家財道具、写真などのアルバムや本、コレクションや衣類など、挙げればきりがないぐらい残していくものです。

このような遺品たちは、後に残された家族の手によって形見分けされていくわけですが、全ての遺品に引き取り手が見つかるとは限りませんし、たんすなどの家具や電化製品などは2つ以上あっても不要だと考えられる方、趣味が合わない人や、これ以上ものを増やしたくないという事情を持っている方もいると思います。

このような不要とされている遺品の中でも、満場一致で欲しがらないのが、個人の遺体が残していった痕跡でして、人は誰もが家族などに看取られながら死んでいけるわけではなく、中には誰にも知られることなく孤独に亡くなっている人も存在するわけで、されに直ぐに発見されずにひっそりと亡くなる人もいます。

死後数日たつと、遺体は腐り始めて死臭を発し始め、家の中は日を追うごとに酷い状態に変わり、全てのものに死臭が付着して離れません。

あなたは、死臭のついた遺品を手元に置いておきたいと思いますか。

遺品整理の仕事とは、さまざまな理由で引取る人がいない遺品を処理して、孤独死されていた場合は、その遺体が残していった痕跡を完全に除去して、原状を取り戻すことです。

個人がこれまで大切にしていたものや思い出の品に繋がるものは、僧侶によって供養してもらうのですが、遺品整理という仕事は、あの世に逝ってしまった人たちを天国へ引越しする手伝いをしているのかも知れません。